


















こんにちは。今日は皆様に吉報です。
大玄堂 文房四宝春の大展示即売会のご案内です。
今年は3月12日(水曜日)〜3月18日(火曜日)の一週間展示会を行います。
営業時間は9時〜17時です。
大展示即売会の期間中は土曜日、日曜日休まず営業いたしております。
場所:大玄堂本社ビル 岐阜市須賀1-8-25
お車でお越し頂いても大丈夫です。
春の大展示即売会は本社ビル3階までを開放して商品を陳列し、より良い商品を一点でも多くご覧頂けるようにしてございます。
また毎年多くのお客様にお喜び頂けるのが100本以上展示されるデザイン額や500種類以上の自社製料紙加工紙は見るだけでも非常に楽しくなります。
3月15日(土曜日)16日(日曜日)には限定企画として毎年好評を頂いている文房四宝のミニ講座も行います。
2年前は自宅で出来る簡単裏打ち講座。
昨年は硯の手入れの仕方でした。
今年は太筆・細筆の正しい洗い方のミニ講座を実演付きで行います。
意外に間違った洗い方になってしまっていた、筆の手入れの仕方を知りたい、筆に関しての知識を知りたいと思われるお客様は是非とも週末に御来社ください。
年に一度の大売出しの為、墨は最大50%OFF!紙は本画仙の紅星牌が普段より激安価格になってます。また無印高級手漉き半紙(カットずれ有)はなんと4,200円の超特価!筆は実際に試筆したりすることも可能です。硯は端渓硯を始め歙州硯まで安くなってます。
さらに日替わりのお買い得商品もご用意しています。
◎12日(水)13日(木)
アルミ額 半切 1日限定5本 18,500円/本
◎14日(金)
仮名加工紙(画仙)半切 ボカシ 砂子 限定50反 3,150円/反
◎15日(土)16日(日)
全品展示会価格よりさらに2%引き(現金払いのみ)
◎17日(月)
漢字用 無印手漉き画仙 半切 (カド打ち) 限定50本 1,680円/反
◎18日(火)
無印パルプ半紙6K 10〆以上で 1,260円/〆
是非ともこの春の大展示即売会には起こしいただきたいです。
何故なら皆様には絶対にお得なことばかり!!!
遠くからご主人様とドライブがてらお越しいただける先生もいらっしゃいます。会社から40分程の日比野五鳳記念館見学後に大玄堂でお買い物をして近くの美味しい食事場所で優雅なひと時を過ごされているそうです。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
筆者名: 安藤
・羽竹会展(主宰:松永清石先生)
会 期 : 3月15日(土)~3月16日(日)
会 場 : 羽島市文化センター
・第5回いずみ会書展愛と夢がかなでる和のテーマ(主催:吉澤劉石先生)
会 期 : 3月29日(土)~3月31日(月)
会 場 : 岐阜市民会館
こんにちは
暦の上では春ですが、毎日寒い日が続きますね
ここ岐阜市でも今朝から雪が沢山降っています
皆さん、お出掛けの際には是非暖かい格好でお出掛け下さいね
さて今回は、筆の特徴第二弾!
鼬毛の次は、羊毛をご紹介!!
…あっ。ウール100%って言葉を思い浮かべた方、おみえになりませんか?
鼬毛の場合もそうでしたが、羊毛の場合も、良い筆になる為には様々な条件があるんです
まず羊毛といっても、セーターやマフラーなどに使われる、いわゆるウール
とは全く違うものです。
筆に使われるのは、中国江南地方(長江の南部)に生息する山羊
の毛に限られています。
なので、普通の羊毛などと区別する為、山羊毛(さんようもう)とも呼ばれているんです
また、羊毛は生えている場所によって何十種類もの分類に分かれます。
実際にその中でも良質と言われるのは顎から胸の方にかけての毛
粗光峰、細光峰…と呼ばれています。
あっ。ちなみに細光峰は雄からしか取れません。
そして、さらに細光峰の中でも毛先の透明な部分が長く飴色になっている物は特に上質とされ、細微光峰、細嫰光峰などと呼ばれ重宝されています✨
長さも充分。
毛先は細かくよく利き、まとまり、墨含みも良く、お手入れさえ上手くしていけば5年、10年と使えるくらいの寿命の長さが特徴です
大玄堂でも羊毛筆、数多く取り揃えていますよ

そして…
◎人気の一本!
仮名用太筆(細光峰)・・・貫之
◎羊毛の柔らかさが苦手な方にはこれ!
漢字用太筆(羊毛+鼬毛)・・・孔子
羊毛筆オススメです!!
是非お試し下さいね
筆者名:國嶋
こんにちは。
まだまだ寒い日が続いていますね。
立春を過ぎても、『今年一番の寒さ』なんてニュースが毎日繰り返されているような…。
そういえば今年は、雪が降って一面の白銀景色…みたいなものはまだ見ていません。
色鮮やかな景色なども華やかで好きなのですが、雪が降り積もった白一色の街並みは
情緒や季節感もありますし、見てみたい気もします。
そういえば、書道はざっくりと見れば黒と白の世界ですね。
実際には、墨色は細かなニュアンス(青墨や淡墨、赤茶や紫紺など)があり、紙にも色が使われているものがありますが、大きく見れば黒と白ではないでしょうか。
その中で、当店の商品に文字通り、『多彩』な商品があります。
というわけで、ちょっと強引ですが(笑)、今回は『顔彩』についてご紹介したいと思います。

顔彩は、顔料といわれる『色の素』に、膠と澱粉質を加えて練り混ぜ、角皿などに入れて乾燥させたものを指します。
顔料とは、水や油に溶けない粉末状の着色料の事です。
逆に、溶けるものは『染料』となります。
顔料には、植物から抽出した『有機顔料』と、
鉱物や化学合成物の『無機顔料』の二つに大きく分けられます。
最近の顔彩は、多くは無機顔料らしいです。
かつては、絵の具や顔料に使用される素材はどれも高価であったり、入手の難しいものが多かったようです。
それを使って絵画や自画像などを描いたり、あるいは描かせたりすることは、それこそ貴族やごく一部の限られた人々のステータス、贅沢だったのでしょうね。
高価なものや特殊な例を少し挙げてみます。
★ラピスラズリ(深い青色)や、孔雀石(マラカイトとも。緑色)
装飾品や宝石としても扱われるものですから、これを顔料に使用するなんて本当に贅沢だったのでしょう。
★巻貝の粘液(貝紫色)
こちらは採取に大変手間がかかり、高額取引される素材だったようです。
★カイガラムシ(赤やカーマイン)
18世紀に生物学者に暴露されるまで、素材が昆虫だったことは秘密にされていたといいます。やっぱり気持ち悪いから、でしょうか?虫の方からしてみたら散々な話です。
★マンゴーの葉のみを与えられた牛の尿(インディアンイエロー)
そもそもマンゴーの葉は牛の餌として栄養的に適さないらしく、動物愛護の観点から製造されなくなったようです。当然の結果です(笑)
こんな感じで、昔は色を表現する素材作りはひと苦労だったようです。
現代では沢山の色を手軽に使える時代になりました。
墨や紙の歴史がとても深くて長いように、色の歴史も深いものがありますね。
画像の商品『顔彩深美』は、全36色あります。日本画独特の色彩で、筆運びによる濃淡や滲みが自由に表現できます。絵手紙や俳画の作成にオススメです。
他にも当店は文房四宝をはじめ、充実の商品ラインナップとなっておりますので、ぜひ一度ご来店ください。
さて、寒いこの時期を過ぎれば、色々な草花が芽吹き、鮮やかな春がやってきます。
暖かい季節を待ちわびながら、今日も頑張っていきたいと思います。
筆者名:柴田