
まだまだ暑い日が続いていますが、もう来週からは九月。展覧会の季節です。
作品作りにも熱が入ってくる頃でしょうか?
以前は紅星牌を使っていたけど、高くて使えない。でも安い紙では物足りない。と感じている方も多いと思います。そんな方の為に作品作りが可能で使いやすい価格の画仙紙を入荷しました。
石門牌

紅星牌と同じ安徽省製です。濃墨での力強い作品から滲みを活かした淡墨の作品まで幅広く使っていただけると思います。現在、商品ページ作成中なので、お問い合わせはメールにてお願いします。
また、大人気で品切れしていた学童用の細筆「玄武」が入荷しました。

前のものよりも穂先を少し短くして書道を始めたばかりのお子さまでも使い易くなりました。

さらにお値打ちな「白梅」も一緒に入荷しています。こちらもオススメです。
最後に、これは一部の限られたお客様にしかご案内をしてないのですが、今回特別に教えちゃいます。
9/3(水)~9/5(金)まで大玄堂店舗にて在庫処分市を行います。半端物、見切り品を超特価でご提供致します。ご来店の方のみの大特価もたくさんあります。お近くにお越しの際は是非ご来店ください。
筆者名:荒川
みなさんこんにちは(^○^)
お盆休みも終わり、また暑い日が続いていますね!
私はこの夏USJに行ってきました。オープンしたばかりのハリーポッターのアトラクションが楽しくて二回も乗っちゃいました!!
さてさて、本題ですが、今回はダルマ筆・普通軸筆・面相筆についてご紹介したいと思います★!
一言に「筆」と言っても、その形や大きさや毛の種類等、さまざまな分類に分かれますが、今回は見た目の違いについて御紹介したいと思います。見た目の違いだけですが、実際に使用感覚にも違いが出てきます。(^_^)/~
ダルマ筆
ダルマ軸の筆は、穂先の部分と比べて持ち手部分の軸が細くつくられている為、大きな字が書きやすいとされています!
そのため半紙いっぱいにダイナミックに使う学童用筆はダルマ軸で作られている筆が多いですが、一般用でもよく見かけます。毛の量が多いので墨の含みも良く、とても使いやすいです。
また手の小さな女性にも人気があります。わたしも小さいころからこの形の筆をよく使っていたのでとても好きな筆です(*^^*)
普通軸筆
一方、普通軸の筆は、穂の根元の直径と持ち手部分の軸太さがほぼ同じにつくられています☆
「普通」軸、というだけあって、最も一般的な筆とも言えますね。
普通軸のように持ち手が太めの筆の方が書きやすい方もいれば、太いので書きにくいと感じる方もいますので、お客様のお好みになります(^○^)・・・私にはちょっと太めですが、書きたい字によって使い分けるのもいいですね!
ちなみに、当店の普通軸とダルマ軸で同じ商品名のものは、毛の部分は全く同じ成分で出来ています。御好みで選んでいただけます。
面相筆
面相筆は穂先が細く長い筆をいいます!筆の穂と同じ位の筆の軸と付けると持ちにくい為、筆の軸を太くした形で作られており、多くは仮名の筆に用いられています(^0_0^)
面相筆とは、その名の通り人形の「面」を書くのに使われたのが始まりとされています。そのため、面相筆は墨含みが良く、腰が効いていて書用にもとても書き易く作られています。中にはかなり毛の長いものもありますが、使われる毛の素材によって柔らかさは異なりますので、実際に使っていただいて自分にピッタリの筆を探されるのがいいかと思います。
細筆以外にも数は少ないですが、中筆で面相筆の水琴という筆もあります。
ぜひ一度お試しくださいね!!!
簡単ではありましたが、ダルマ筆・普通軸・面相筆を少しでも理解していただけたら嬉しいです☆☆
またダルマ筆や普通軸の筆は、大玄堂の店頭にて試筆することが出来ますよーっ\(゜ロ\)(/ロ゜)/!!
是非!!実際にお手に触れて自分に合った筆を探してみては如何でしょうか(*^^)v?
種類豊富ですので、きっとお気に召す品物が見つかるはずです(*^○^*)☆
心より御来店お待ちしております<(`▽´)>❤
筆者:古川
こんにちは
毎日暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
お子さんやお孫さんが夏休みで、色々な場所にお出掛けされる方も多いと思います。
私にも小学2年生の娘がいるんですが、休みの度にプールに付き合ったり、虫捕り網を片手に近所の公園に出掛けたりと・・・一緒に楽しませてもらっています
今日はそんなお子さん、お孫さんへのちょっとしたプレゼントや景品に大人気の商品を一つご紹介したいと思います。
これです

・・・蝉じゃないかって
・・・はい。そうです。蝉です!(笑)
いやいやいや・・・
本物の蝉ではないですよ?
置物でもありません。
実はこれ・・・固型墨なんです
信じれないでしょ?
でも、これ!正真正銘の固型墨!
墨色はともかく、実際に磨って使用する事も出来るんです
一つ一つの形が微妙に違ったり、顔のデザインが色々あったりと、とにかくリアルでユーモラスな商品です!
・・・しかもケース付き!(笑)

お値段も非常にリーズナブル!
まだ商品一覧に登録はされていませんので、ご興味を持たれた方はお気軽にTELにてお尋ね下さい
大特価にてご案内致します!!
さて、早いもので当店のブログが始まって1年が経ちました。
しかしまだまだご紹介し切れないくらい沢山の商品がございます!!
このブログからも、そういった商品をどんどんご紹介したいと思いますので、是非お楽しみに
筆者名:國嶋
みなさん、こんにちは!
この暑い季節いかがお過ごしでしょうか。
先日、九州南部では梅雨明けが発表されました。去年よりも8日、平年より2日遅い梅雨明けのようです。こちら岐阜でも梅雨明けまであとわずか。
いよいよ本格的な夏が近づいてきましたね。
夏は書道業界としては、やはり春や秋と比べると展覧会の数が減りますが、東京で開催される「読売書法展」などが有名です。もちろん当社からもたくさんの書家の先生方に出展して頂いております。真心こめて表装、搬入させて頂きます。
さて、現在夏休み間近、学生さんの夏休みの宿題用として紙や筆の人気が高まります。
今回は学童用筆と一般用筆の違いをご説明したいと思います。
学童用筆とは、一般的に小学生~中学生が使用する筆で、毛の腰が強く、全部おろしてもいいように少し短鋒気味に作られている筆が多いです。価格は定価2000円くらいまでのものです。当社では、文雅、良寛、短羊毛、等がオススメです。学生さん、特に小学校の低学年くらいの方は力強くダイナミックに漢字を書くことから教わることが多いと思いますが、そのような使い方でも使いやすいように作られています。
一般用筆とは、高校生以上の方を対象に作られていて価格が定価2000円以上の筆で行書用(兼毫筆)、楷書用(剛毛筆)、草書用(羊毛筆、兼毫筆)と分かれています。長さや柔かさも豊富で色々な用途にあわせて選ばれます。特に良く選ばれるのが兼毫筆の藍亭各サイズ、孔子各サイズ、等です。流麗な字を書かれる方などには、羊毛もオススメです。書道用品店に行くと筆の先を糊で固めていないとても柔かい筆を見かけることが有るかとおもいますが、そのような筆はおおむね羊毛であることが多いと思います。「羊」と表現されますが、実際は中国の「山羊」の毛を使って作られます。詳しくは当ブログの2014年2月14日「羊毛について」をご覧ください。
また、ダルマ筆と普通軸筆という見た目も違いが有ります。学童用筆は多くが「ダルマ筆」と言われる形状をしています。ダルマとは軸と筆の毛の間にダルマを付けて持ち手軸を細く作ってあります。これにより、手の小さな子どもでも使いやすい筆が出来上がります。たいして、普通軸筆とは、持ち手から毛先までがスッと一つの軸となったものを指します。もちろん、一般用筆にもダルマはありますし、学童用でも普通軸はありますが、今回の趣旨とは離れてしまいますので、筆の形状の違いについてはまたの機会に・・・。
当店では実際に試筆していただくこともできますのでいろいろな筆を手にとり、違いを実感してみてください。
スタッフ一同、皆さまのご来店を心待ちにしております。
これから、どんどん暑くなる時期ですので熱中症対策は万全に、この季節を乗り切りましょう!!
筆者名:広瀬
梅雨の季節、皆さん如何お過ごしですか?
こういう時期こそ展覧会めぐりもいいかと思います。展覧会場は空調も効いていて気持ちいいですし(笑)。
今回は展覧会場での額の掛け方について御紹介します。大きな額いったいどうやって吊るしているの? と感じられた方いらっしゃいませんか?
書道用品店は展覧会場の作品の飾り付けの仕事の一つです。その疑問にお答えします。
展覧会場には通常、天井の隅にカーテンレールの様なものが造りつけられてます。それには長いワイヤーのついたフックが掛けられていて、左右に自由に移動できます。ワイヤー上部の天面との境目につける金具を「へそ」などと表現したりします。
まずは額を飾る壁面に作品を並べていきます。このとき、作風や色合い等を考慮し、お互いの額の間隔を調整しながら飾り付ける位置を決定します。
並べ終えたらいよいよ飾り付けです。垂れ下がっているワイヤーの途中に、高さの調節できる金具がついていて(「自在」といいますが、我々は「ロケット」などと表現したりもします)、好きな高さで固定できます。その金具の先は掛けられるようなフック型をしています。
大きな展覧会場では長い縦の額を二段に掛けたりもしますので結構力作業なんです。
大きな額は吊るさずに背の低い机の上に置き、壁面との間にワイヤーや金具を使い固定します。しかし、大体の大きさならば通常は吊るして飾り付けします。畳二枚分位までの大きさならば通常は吊るしますが、畳三枚分位の大きさの額となると上記のような展示方法をとることが多いです。
さて額の裏面ですが、通常額の裏には掛けるための紐が左右に渡してあります。

その金具(ロケット)を紐にひっかけて吊るします。

縦長の額はワイヤー1本、横長の額は両端にワイヤー1本ずつ使い吊ります。
作品は鑑賞しやすい高さにまっすぐに吊るようにします。展覧会場によっては高さが統一されている個所もありますので、その際は吊るした後に高さを調節します。
いろいろな会場、さまざまな方法がありますが、概ねこのような飾り付けをしていきます。どの展覧会場でもよく使われるのがこちら

形の通り「Sカン」と表現していますが、これはかなり役に立ちます。ワイヤーではなくチェーンで飾り付けをする会場での「ロケット」や、「へそ」が足りないときの代用など、かなり融通の効くアイテムです。
展覧会の飾り付けは額を傷つけないよう細心の注意をはらいます。体力もいりますがきれいに飾り終えたあとは、何とも言えない満足感で一杯になります。
お客様に喜んでいただける仕事をしていきたいです。
筆者名:安江